日本でCBDの製品は合法? 2021年現在の状況を検証してみましょう。
日本ではひとくくりに「大麻」というだけで違法である、と認識されがちです。
実は大麻の成分の一つには、日本でも違法ではなく、合法で、さらに健康に良い効果が期待できるとされるものもあるのです!その成分を利用したのが、欧米で爆発的人気の「CBD 」です。しかも体に全く害がないのです。
何より素晴らしいのは、依存性がないことも確認されています。
カンナビスの法律の日本の歴史は?
日本とカンナビスの歴史は繊維として古く、縄文時代初頭に日本の広い地域に生育していたことが明らかになっています。特に、縄文土器の縄目模様は、麻縄を使ってつけられたのではないかと考えられ、生活に密着していたことがわかります。弥生時代になると登呂遺跡などから麻と思われる布片が出土しています。また、『万葉集』(7世紀後半~8世紀前半)にも麻について詠んだ歌が28首収録されています。
時は流れ、明治初期には、ヘンプ紡績の工業化を計画され、明治30年に初めて製麻会社を設立。、ヘンプから始め、後に亜麻の生産に力を入れるようになったそうです。また大学では、ヘンプ栽培と亜麻栽培は正式な教科内容であったことが記されています。そして、明治40年にはいくつか関連企業も創立されています。
第1次世界大戦、第二次世界大戦中は、衣類のほかにも神社のしめ縄や和弓の弦、下駄の鼻緒、麻縄・紐・糸など日常に中で利用されました。1925年以前には、ヘンプ入りチンキを日本でも販売していた実績があります。
1948年に大麻取締法が制定され、ヘンプ取扱者は許可制となりました。
ヘンプとマリファナの違いはあるの?
日本では、ヘンプと大麻草(マリファナ)は同じもの、というイメージが強いと思いますが、実はこの2つ、同じ大麻草であり、明確な違いがあるのをご存知ですか!?
ヘンプと、嗜好用として有名な大麻草は、どちらも元は同じ「カンナビス・サティバ」というアサ科アサ属の植物です。THC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が0.3%以下の品種が「ヘンプ」、そしてTHC含有量が0.3%以上の品種が「大麻草」と呼ばれます。大麻草は品種によってTHC含有量が30%以上になるものもあります。
大麻草は嗜好用としても使われますが、THCが人体や様々な疾患への有用性が認められるとされ、海外の合法な地域では、医療大麻としてTHCが含まれる大麻草を処方する場合もあります。日本では大麻草は違法のため嗜好用、医療用、どちらにも使用できません。
もう一つ、ヘンプと大麻草のわかりやすい特徴として、精神活性作用があるかないか、
つまり「ハイになる」か「ハイにならない」の差があります!
CBDには精神活性作用がなく、ハイになることはありませんが、THCには精神活性作用があるためハイになります。
CBDとTHC、どちらも私たちにとって有用性が高い成分ですが、THCは日本では違法な成分であるため、THCを含有する製品は日本では使用することはできません。
CBD の製品は 日本で合法 ?
大麻の法律は「大麻取締法」と呼ばれます。その条文をよく読むと、違法扱いなのは「花」と「葉」部分なんです。植物の茎や根っこ、タネなら法に触れないと解釈ができるんです。
大麻取締法 第一章第一条でも「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。とあります。
日本は、CBDの規制が大変ゆるいと言われています。
それは他国のように「医療大麻合法化→趣向大麻合法化」といった社会の流れを経てCBDオイルが生まれた訳ではなく、ただただ戦後に制定された法律に適用されないから大丈夫、というだけの話であるからです。
使用はもちろん、所持・譲受・譲渡いずれの行為も逮捕されることはないのでご安心してください。
まだまだ数は多く、今人気が爆発的に広がっており、化粧品会社からいろんな製品が発売されたり、百貨店や量販店・空港をはじめ、全国の店舗やネットショップで取り扱っています。
医療機関では、治療の一環として取り扱う施設もあります。
日本で合法と認められているCBD製品はどのようなものがありますか?
CBDはそのまま摂取しても効果がありますが、
CBD製品はおおまかに分けると3つ種類があります。
「吸う」「食べる」「塗る」など使用方法が違う製品が用意されています。
●「吸う(吸入摂取)
吸うCBDの代表は、CBDを溶かしたオイル(リキッド)を加熱する機器(バッテリー)にセットしてベイピングするもので、直接CBDを体内に入れる方法として人気があります。CBDは気化または噴霧して吸入し、蒸気は酸素と同じように肺に吸収されます。吸入されたCBDの摂取効率は25~60%、体感目安は瞬時から10分程度といわれています。実際の値は、気化される成分と1回の吸入量、肺の中に吸い込まれる深さ、呼吸の速さなどによって変わります。
●「食べる(経口摂取、舌下摂取)」
CBDの代表はチョコレート、コーヒー、キャンディ等とオイル
「食べる」CBDは、口の中にCBDを加えた食品やオイルを入れるものです。大きく分けて、経口摂取と舌下摂取という方法があり、経口摂取は食品にCBDを加えて食すことで、舌下摂取はCBDオイルなどを舌の下に垂らして飲み込むことです。どちらも口の中に入れることで簡単に吸収できます。
●「塗る(局所投与)」
CBDの代表はロールオンやバーム、リップクリーム、基礎化粧品など
「塗る」CBDは、CBDを加えたオイルなどを加えたもので、皮膚に塗るだけで簡単にCBDを吸収できます。ロールオンやバーム、リップクリーム、基礎化粧品などさまざまな種類があり、肌や筋肉など気になる部分のセルフケアなどに利用できます。
医療用のカンナビスって何?
厚生労働省のウェブサイトにをみてみると、「大麻とは大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品のこと」と定義されています。そして日本では薬物乱用防止の観点から、1948年に制定された大麻取締法で大麻原料(乾燥茎部や種子を除く)を含んだ医薬品を製造すること、さらには臨床試験等の研究も規制されています。参照した厚生労働省のウェブサイトからも分かるように、大麻草は「違法薬物」というイメージが根付いています。
しかし近年は、医療用大麻または医療用マリファナという考えは主流となっており、欧米では様々な国が医療用大麻の使用を許可しています。また、現在は韓国やタイなどのアジア諸国でも医療大麻が使用可能になってきました。日本ではこのような医療目的で使用される大麻を、総じて「医療大麻」と呼んでいます。まだ少し「薬物」いうイメージが拭えていない様子もあります。
CBD製品を日本で購入できるのはどこ ?
大きく分けて2つ。ネット通販か、店舗で直接手にとって選んで購入する方法があります。ネットだと、大手の通販での取り扱い、または化粧品の通販サイトでも取り扱っているお店もあるようです。あとは、店舗だと、定員さんに直接話を伺いながら購入できるのも安心できる点の一つです。
CBD製品を店舗で直接購入!
ここ数年、CBD製品が購入できる店舗が爆発的に増えています。
お住まいの県で、どこで取り扱いがあるのか、検索できるサイトもあるようです。
以下に詳細があるので、是非ご覧になってください。
店舗で購入できるイコール日本語のラベルが製品の後ろに貼り付けられていますよね。
日本の法律で、含まれる成分を多い順に記載することが義務付けられています。
よって、合法であるものが売られていることが保証されています!
また店舗で購入すると、定員さんにお勧めを伺ったり、アドバイスをもらうメリットもあります。
また最近では、カフェもできているようです。カフェでゆっくり過ごしながら、製品を吟味することも醍醐味ですね。
CBD製品をネット通販で購入する方法!
ここまで説明していくと、どんどんこのストレス社会でいかにCBDの製品が私たちの生活を
心身ともにサポートしてくれるかおわかりいただけたかと思います。
うちの近くにはお店がない!という方。ご安心ください。
ネット通販で、数えきれないほどの種類があります。
大手の通販会社でも取り扱いがありますし、検索してみるともう数え切れないほどの製品を見つけることができます。
メリットは、用途に合わせて選べること、また移動時間も全くなく選べる点、
そして購入した方の正直な感想が見れる点。これは、とっても嬉しい
ですね。私自身もCBD製品を購入する時は、レビューを一通り見て購入しています。
忙しいそこのあなた!移動時間のないあなた!ご安心ください!
CBD製品を個人輸入する場合
価格が高いので1年通して使うことを考えると、できるだけ安く購入したいところですよね。
ではどうすればいいか結論をいうと個人輸入が一番安く購入することができます。
個人輸入なんてしたことないし、難しそうと思うかもしれませんがとても簡単に購入することができます。
ただ、2019年春ごろよりCBDの個人輸入が厳しくなったという話があちらこちらで聞くようになりました。個人輸入する場合は自己責任です。
CBD製品を日本に輸入するためには、個人使用目的の少量であっても、これまでにも何度かこのブログで書いてきたように、厚労省と税関の輸入許可が必要です!!!
改めて書いておくと、そのCBD製品の原料であるヘンプの茎の写真、製造工程表、成分分析表などをメーカーから取り寄せ、厚労省の確認を取り、許可を得たことを税関に伝える必要があります。厚労省は書類審査ですが、税関は製品を開封してTHCの含有検査を実施します。
このような手続が必要であることを知らない海外のCBD製品販売業者が、日本の消費者から注文を受け、日本に商品を発送したものの税関で止められている、通関には何が必要だろうという問い合わせを、海外のCBD製品販売業者から受けることもあります。
最後にCBD 合法をまとめると・・・
CBDには、ストレス・不安・精神疾患・不眠症・依存症や中毒症状・痙攣・ニキビなどの肌荒れ・癌などへの効果が期待されています。
そのため、身体の健康や美容に改善したい悩みを持っている方はCBDを摂取することで効果があるかもしれません。
なにより一番のメリットは、合法!合法です!
そして依存性がありません。これまでストレスで病院に行ったりしていた方も多いのではないでしょうか。
日本では大麻の取り扱いは一部の栽培者や研究者に限られており、CBDは100%輸入品です。
下記の条件を満たすことで、CBD原料の輸入や販売が可能で、これらをすべてクリアーした会社のみが販売しています。
- 精神作用のある成分THCが含まれていない
- 茎や種から抽出した成分を使用
- 厚労省や税関の許可を得る
2018年にWHO(世界保健機関)が「CBDは依存性薬物ではない」という見解を示しました。医療的有効性が非常に高く、身体への副作用が極めて低い成分であるため、その効果が、非常に世界でも注目されています。
これからますます人気が出てくるかもしれませんね!!!!