【CBDと癌】CBDオイルは癌治療に役立つ?
CBDが癌の治療薬として一般的になる未来は来るのでしょうか?最新の研究で、CBDが癌細胞の恒常性を低下させる事が明らかになりました。しかもCBDには副作用がほとんどないため、世界で多くの人がこの可能性に注目しています。
癌とは何か?
癌とは、遺伝子変異で発生した増殖を繰り返す細胞のかたまりのうち、臓器を離れてもなお増殖を続けて生命を脅かすものを指します。癌は付近の組織に侵入したり血管を通って体内のあらゆる臓器に転移して増殖を続ける、現代でも非常に治療が困難な病気です。癌を発症する要因は喫煙、飲酒、食物・栄養、身体活動、体格、感染、化学物質、精神的ストレスなど様々ですが、日本人の約半数が生活習慣が原因で発症していると考えられており、運動習慣をつける、過剰な飲酒やタバコを控える、安定した睡眠をとる、胃腸に負担のかかる食べ物を控えるなどの生活習慣の改善が大幅に癌のリスクを抑えると言われています。
CBDと癌に関する研究について
人を死に至らしめる恐ろしい病気として知られている癌ですが、その治療にCBDが有効かもしれないという期待の声を、ここ数年で多く耳にするようになりました。その背景には、近年のCBDと癌治療についての研究と実験が残したポジティヴな結果があります。ただ、癌はどの部位で発症したかによって原因と対策が変わるため、より確かな有効性と適切な使用法を知るには、肺には肺に特化した実験、心臓には心臓に特化した実験といったように個別の詳しい研究が必要となります。そういった過程を経てようやく医薬品としての承認が下るので、効果があるとしても私たちがCBDを抗がん剤として処方される未来はまだ先の事になるでしょう。
CBDの癌治療への効果を実証した研究
2020年のニューヨーク工科大学の研究論文によると、現在研究が進んでいる部位は、膠芽腫、乳房、肺、大腸、白血病、リンパ、前立腺、頸部、部、膵臓で、CBDがそれぞれの部位に対して強力な抗増殖効果を示しており、癌治療薬として大いに期待できるという事です。実験は培養癌細胞株と癌を発症したマウスの両方で行われ、どちらの場合でも同じような効果が見られたと報告されています。メカニズムとしては、CBDの持つ、細胞の酸化還元の恒常性を乱す特性が腫瘍細胞と浸潤細胞に対して発揮され、癌細胞が死滅したり転移する事を妨げる結果につながるという事です。
しかしながら、このプロセスに関してはまだわかっていない事も多く、さらなる研究による解明が必要とされています。
癌の治療に役立つCBD製品は?
今現在、正式な抗がん剤として認められていないCBDですが、大きな副作用も陶酔作用も持たないこの天然の万能薬を癌治療に使ってみたいと思う人は少なくないと思います。
筆者は幾つかの研究論文を読んで調査する中で、CBDが近い将来、従来の抗がん剤の代わりとして普及する未来は大いにあると感じました。しかしながら、その適切な用法、用量、摂取方法などがまだまだ未解明である事から、今の段階で抗がん剤の代わりとして個人的に治療薬としてCBDを使う事はおすすめしません。しかし、癌の予防としてのCBD摂取は、諸手を挙げて賛成です。なぜなら、癌は主に生活習慣の乱れと免疫力の低下によって引き起こされる病気ですので、そのどちらも大幅に改善してくれるCBDに癌の予防効果がある事は誰の目にも明らかだからです。そういった目的であれば、まずは気軽に摂取できる含有量が少なめのCBDオイルから試してみるといいでしょう。
本サイトの内容は、CBDの医療活用を推奨するものではありません。CBDを治療目的で使用する場合は、必ず専門家に相談してください。