【喘息のためのCBD】CBDオイルは呼吸障害の症状に本当に効くのか?
喘息などの呼吸障害に効くとされているCBDは、ほかにも数々の疾患を治癒し、症状を緩和してくれると言われています。天然の成分でありながらそこまで高い治癒力を持つCBDと喘息の関係性について学んでいきましょう。
喘息とは?
喘息は、気管支が狭くなり、「ゼーゼー」と呼吸が苦しくなる状態を繰り返す病気です。咳などの症状も伴うため、風や気管支炎と間違われることがありますが、喘息は多くの場合夜間に症状がひどくなり、昼間は全く問題がないといった風に、一日の中で症状の現れ方にムラがあるのが特徴です。こういった現象は、気管支に慢性的な炎症が起こっていて、少しでも刺激を受けるとその炎症部分が過剰反応して腫れ上がり、気道を圧迫するために起こると言われています。子供がかかる病気という印象を持たれがちですが、喫煙、花粉、ダニ、ストレスなど、発症のきっかけが多く存在する現代社会では大人もかかってしまうケースが増えている疾患です。
CBDと呼吸障害の症状についての研究
大麻草の抽出成分であるCBDは、あらゆる疾患の緩和や治療に有効だと言われていて、喘息にも大きな有効性があるという報告が数多く見受けられます。その理由の一つに、CBDオイルが持つ抗炎症作用が関係していると考えられますが、今のところ喘息症状に特化した研究はまだ十分にされていません。そのため、現段階では喘息治療薬にCBDが使われたケースは一度もありません。しかし、幾つかのCBDに関連した研究で、その有効性が徐々に明らかになってきており、医療機関や喘息に苦しむ人たちの間で期待の声が広まっています。
CBDと喘息の研究によってわかった事は?
現在、CBDと喘息に関する研究は十分に行われてはいませんが、実験によって治療効果が確認された研究が二つあります。
一つは、CBDオイルの抗炎症作用を確かめる実験で、喘息を患ったマウスにCBDオイルを与えたところ、喘息のアレルギー症状の原因となるTh2サイトカインと呼ばれるタンパク質が気管支肺胞洗浄液内で減少し、炎症が軽減したというものです。
もう一つは、喘息のリモデリングを抑制する効果があることを示した実験で、同じように喘息を持ったマウスにCBDオイルを使用すると、エンドカンナビノイド・システムの受容体であるCB1とCB2を介して気道の膠原線維を減少させ、炎症とリモデリングが改善しました。。どちらの実験も、CBDが喘息に対して大きな症状軽減の効果を持っている事が期待できる結果を残しています。
喘息の人はどうやってCBD製品を選べばいい?
一体どういったタイプのCBD製品なら、CBDの症状緩和の効果を安全に得られるのでしょうか。まず、CBD製品には、VAPEなどを利用するリキッドタイプの物がありますが、この方法で摂取すると直接炎症を起こしている気道や気管支に届くので、より早く効果が現れます。ただし、この方法でかえって気管支を刺激して咳や呼吸困難を引き起こす場合もあるので、そういった場合はCBDオイルで経口摂取する方が安全でしょう。経口摂取の場合、生体利用量が大幅に減少し、さらに消化器系を通して体に入るので、効果が現れるまで1〜2時間はかかると言われています。ですので、使用に特に問題がないのであれば、症状をすぐに緩和してくれる吸入摂取のリキッドタイプが良いでしょう。
本サイトの内容は、CBDの医療活用を推奨するものではありません。CBDを治療目的で使用する場合は、必ず専門家に相談してください。